interview
(第ニ回目はこちら→→)
司会者
こんにちは、バーチャル座談会の司会を務めます、スナカワです。当サイトの管理者なんで、一応責任をとって司会者になってみました。ここでは時々自動の次回公演「動物たちの冬」に出演するみなさんをゲストに迎え、作品その他に纏わる疑問や質問、宣言などなど、いろいろお聞きしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
asahina
usami
suzuki-k
sunakawa
takahashi
hidaka
watanabe
asaba
kasahara
shibata
suzuki-m
fujita
yamamoto
yoshikawa
一同
よろしくお願いしまーす。
本題に入る前に何か言っておきたいことがあればどうぞ。
時々自動のみなさん、はじめまして。演劇経験ゼロ、時々自動のこともまだよくわからない超初心者の山本です。トランペットは長く吹いています。なんの自慢にもなりませんが、キャリアは長いです。言っててかなしくなりますが、なのにうまくないです。
山本さん、ようこそ時々自動へ。山本さんは、先日仙川で行われた朝比奈尚行音楽ワークショップつながりで今回参加と相成りました。戸惑うことも多いかと思いますが、どうですか?稽古に参加してみて。
先日歌をうたう稽古がありましたけど、人前で歌をうたうなんて、カラオケでも引っ込んでいるタイプなのでとても緊張しました。毎度冷や汗の連続です。でもなんだか楽しいです。参加できてうれしいな。
初めての参加は山本さんだけじゃないよ、みのりちゃんも浅場ちゃんもそうだし、私たちも新しいメンバーと作るのは最初はやっぱり緊張するし、でも新鮮で楽しいね。
皆さん体柔らかいですよねー!稽古のストレッチの時とかいつも涼しい顔でされるので……私なんかひぃひぃ言いながらやってるのに。皆さん柔らかくなるまでどれくらいかかりましたか??
1、2年位かなあ。はじめはわたしらもひいひいやったよ。気がついたらここまでこれた、というのかな。ある程度まできたらなかなかそれ以上がいかへんねんけどね、何でも同じ。まさこ先生も初めは硬かったと聞くと、なんか安心せえへん?続けてみてください、カエルだってできるようになるよ。あ、カエルってうつ伏せでカエルみたいな足する事やけど、股関節を開く為のポーズです。
猫って、可愛いですよね。
あ、トートツな感じですね、さすがバー座(バーチャル座談会のことね)。
一日でいいからネコになってみたいな、近所の八百屋の看板ネコ。目つき悪くて毛並みもあんまりよくないけど、なんか可愛がられてるネコ。
うん、撫で撫でされてムカツイたらプイッと出ていって甘えたいときはニャアーンって。いいねぇ。
ネコって名前は寝る子からきたって説があるけど、ボクはあまり良く寝れないけど、寝たい子ではあるから、やっぱりネコの一種かも、と思ったことがある。
ネコ・・・動物・・・動物の話がでてきたので、ややこじつけ感はありますが、本題に入りましょうか。
「動物たちの冬」ってタイトル、今回はいつになく具体的なタイトルだね。
「動物たちの冬」という言葉を初めて聞いて思い浮かんだのが、ロベール・ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」。バルタザールというロバが主人公の映画で、ある意味、「冬」なんですね、これ。私、このバルタザールがものすごく好き。瞳が悲しくて、澄んでいて、とにかく美しい!なーんて、映画の文脈で見てるからそう思うのかなぁ?実際のところバルタザールと呼ばれたロバくんは、あの名シーンで「あー腹減った。。。」だったのかもしれないけど。
「動物たちの冬」って、もうそれだけで面白そうって期待してしまうのだが、はて、何でかな?で、他の人もそう感じている気配を感じるのだが、みんな!そうじゃない?イメージがおぼろげに立ち上がろうとしているよ、この言葉の組み合わせ。あー引っ掛かる。このタイトル。
意外と僕は動物を語る語彙というか、興味がそれほどなかったんだなぁということに気付かされました。なんだろう、いつになく置いてきぼり感。でも、調べてみると面白いんだよね、動物。ああ、こんなところにもヒントがあったのか。あああ。
私、「動物たちの冬」ってタイトル、とても好きだな。タイトルをつけるのって面白いけど、難しいなーと思う。朝比奈さんはどうかしら?写真展のタイトルをつけたり、すナマきでつくった曲のタイトルをつけたり、最近そういう機会が増えてきたので特に感じるんだけど。タイトルに必要以上に役割を担わせないのがポイント?
このタイトルはぼくが考えたんだけど、考えたっていうか、即出たって感じ?動物たちを主人公にした作品は、20年くらい前に作ったことがあって、それが自分ではとてもおもしろかったから、その続編をいつか作りたい、と思ってました。で、今回ようやくチャンスがきた、ぼくの中でね。で、タイトルはと考えたらこうなった。冬っていうと、厳しいっていうイメージがあるけど、それですね。だから意味としては動物厳しいみたいな?
ふむふむ、動物厳しい稽古はもう始まっていますよね、どんな感じなのでしょう?
今回の稽古、かなり難しいよ。だって、動物という絶対に本当にはわかりえないものに想像をめぐらせて、なろうとするんだから。でもその試行錯誤の過程が楽しい。
舞台にいかにして立つか、の稽古が面白い。なんかそれって、もし会得できたら、いろんな応用がきくじゃん!!!
時々自動の稽古は、自分たちでシーケンスを作らなくてはなりません。それが、楽しくもあり、苦しくもあり、、。自分のイメージやアイデアが「なんてつまらないんだ~!!!」とガックリすることばかり。でも、最初はつまらなかったものが、練りに練られて、作品に溶け込んでいく時はとても心地良いのです。みなさんはシーケンス作り好きですか?嫌いですか?
あ、一応説明しておきますと、作品の中の作品、小さいパーツのような小作品のことを、時々自動ではシーケンスと呼んでます。
シーケンスを作ってそれを作品の構成要素にしていくというやり方は、20年以上前からやってて、それをシーケンスって呼び始めたのも、やっぱりそのころからじゃないかな。PCの音楽ソフトにシーケンサーと呼ばれるものがあって、そこからとった名前です。
好きか嫌いかと問われれば、好き。でも、まさこさまが言うように、ガックリすることばかり。思いつきから始まって、それをドキドキしながら、あるいは意気揚々とやって一発OKになるなんて事はまずない。
毎回山のようなボツネタが…。
ワクワクしながらつくってる時間は好き。自分のイメージの脆弱さを突きつけられるのは苦しい。
好きです。シーケンスは私にとって、小さな感動を言葉だけじゃなく伝えようとすること。
嫌いじゃないけど、好きってのも違う、喜びは後からやってくる。今回はシーケンスのテーマと動物を合わせて発想するのがむずかしい。自分は人間だなあと何度も思います。シーケンス発表時にいつも以上に集中が必要で、苦労してます。
楽しい!と言いたいけど、やはり産みの苦しみというか、苦痛が伴うし、でもやらねば何も生まれないしやるべきだしぃ・・・。複数でやるとき、自分とは全然違う考え方を聞いたり、その人の知らない面がポッとでてきたりっていうのが特に楽しいかな。
演出家から、シーケンスを作り上げていく過程で「もっともっと言葉を費やしてほしい」 という発言があったでしょ、私は言葉でものごとをはっきりさせていくのがとても好きなんだけど、 言葉から行動へ移行するのが難しいんだよね。 言葉にする方が難しいって人もいるから、その辺は人によると思うんだけど。
稽古のまとめで朝比奈さんが言うことを聞いて、「なるほど」と思っても、家に帰って反芻すると途端に難解なこと言ってたなって思うことが多い。なぜだろう。
あぁ、私も同感。ビビ(朝比奈の愛称)がリハーサル中に、ビビを総動員して発する言葉には、雰囲気や感覚が混ざっている。言葉が豊かに膨らんでいる。でも、その言葉ばかりを家に持ち帰るとそれは残骸みたいに痩せてしまっている。そこなんじゃないかな。体感が伴えば、言葉の先に来て導いてくれそう。なーんて言葉で言うは易し。体感を身に付かせる為には私には反復が必要。
メンバーのひとたちにききたいんだけど『動物たちの冬』のリハーサルが始まってから、作品完成に向けて、みんなはどんな日常を送ってるのかしら?当然それまでとは違った日常になると思うんだけど、なにか意識的にこうしている、みたいなことありますか?恋人にあう時間を減らして作品のことを考える時間を増やすとか(笑)
もちろん恋人との時間はまったく無くなっています。その問題はさて置き。生き物をみて自分が共感できるところを意識してみるようにしています。あとはいろいろ積み重ねていかなくちゃと思うところたくさんあり!あぁ時間がない!!!!なのにバイトもしなくちゃ!!!!というところでは意識的に節約も必要だ。
必然的にそうなりますよ!あと、図書館に行ってシーケンスのキーワードから本を探してみたりしてます。次読もうと思っている本、「これ以上やさしく書けない科学の法則」。
意識的に動物観察してます。すると、人間も非常にたくさんの動物の集積なのか!と思い始めた今日この頃。あとはリハを少し休んでサバンナに行けたらいいなと思ってます。
太るようにしてます(笑)それから出し惜しみしないよう。大して持ってないしね!
遠くを見てます。なんかバカみたいな答え。私、カエルやイモリやスジエビやそういう動物が好きで飼ってて、そういうのとキリンやゾウやダチョウって見えてるものが違うだろうなと思い、そういうのを意識してます。
意識的かぁ、とにかく時間をつくるということかしら。無意識なら、飼っているカメや金魚や道端の猫とかとの会話が増えている気はしてます。ちょっと人に見られたくないけど。
ちなみにぼくは、生活してて、気がつくと時々自動のことを考えてるのね。最近は大きな作品発表が終わると、すぐに逃げ出すようにアジアのどこかへいっちゃうことを続けてるんだけど、さあ、すべてを忘れて空っぽになるぞ、と思っても、無理みたい。旅先で刺激されるいろいろなことが、時々自動の活動のこととか、作品づくりのこととかと結びついちゃう。ま、今回の作品のことでいえば、経済関係の本を読むってことを心がけてるかな。動物たちを経済学的に対象化してわかった気になるな!ってことをいいたいのだ、動冬では。
毎度のことだけど、今回はホント、まだぜーんぜんどんな作品になるかわかんない。でも動物を擬人化するわけじゃないってのははっきりとしてきたかな…。
ある時突然組上がっていくの。名もなきシーケンスが必須になったりして。たのしみやな。
楽しみと言えば、音楽はどんな感じですか?
なかなか形にならなくて焦る。。。
たまにはさ、鼻歌歌うみたいに曲作るのはどう?大好きなこが歌うのを想像したり。
音楽稽古したいよー。早くしろよ、音楽班!
音楽稽古したいよー。期待してます、音楽班!
今井さんは作曲快調でもういくつかGOがでてるみたい。どんな曲か早く聞きたい!
光介くんも色々悩んでたみたいだけど、病欠中の今井さんが作ってきた曲を聴いて、なんかインスパイアーされたみたいで、最近は一日に10曲近く作ってくる。ま、一種のスケッチみたいなもので、本人もそういってるけど…。
「うたエリ」シリーズは、現代音楽家の技法を使って作曲していましたが、今回の作品の音楽は、テーマとか、技法とか、イメージはあるのですか?
動冬の音楽は、時々自動の活動初期に今井さんを中心に作っていたプリミティブなものをイメージしています。それが動物たちの音楽に相応しいかな、と思って。
私は言葉がとても好きで、だから音楽も楽器よりも歌に興味があって、うたを歌うようになったんじゃないかと思ってる。なにしろお喋りだからね。声を出すのって、それそのものに喜びがあるじゃない?
うんうん。私も言葉が好きだけど、私はずっとインプットする方が好きだった。アウトプットするとしたら、文字としてする。声に出してアウトプットするのが楽しいと思うようになったのは、ここ数年。結構最近かも。。。
時々自動の歌は、歌詞が好き。明るくて寂しくて強い。その強さは、内容がとは限らなくて、言葉の、言葉としての力が強い。日本人の誰もが毎日使うような単語を組み合わせるだけなのに 人によってまったく違うものが出来上がったりする、言葉にはそういう不思議があって 私はその不思議がほんとに好きなんだよね。朝比奈さんの言葉は私にとっては明るくて寂しくて強い。気取った顔したり、かわいい顔したり、ふざけた顔したりしながらそこに立っているおセンチ、って感じか。それを、そういう風に歌うか、知らんぷりして歌うか、いろいろな関わり方があって それが歌っていて楽しい点のひとつ。
これからも自由に歌ってください。ぼくもがんばって詩を書きます。
メロディーが好きなものももちろんあるよ。歌詞との関わりもあって、情緒的な曲はジーンとくるよね。あ、いや、どうだろう。それって比較的古い曲のことになっちゃうかもしれないけど。私、「あなたになりたい」の「ミツバチが花影で静かに眠っている 朝の日射しのなかで」ってところがとっても好きなんだよ。そこだけ何回も口ずさんじゃうくらい。めちゃくちゃおセンチだもんね、あのメロディーも。うふふ。おセンチ大好き。
実はここだけの話、『あなた口から』を人前で歌った事があります。
みなちゃんだったら恰好よく歌いそう。わたしもこっそり小さく人前で歌った事はあるけどね。
話飛ぶけど、サックスふくと目から空気がもれるような感じするけど、しない?
空気と一緒に目も少し飛び出るような感じがするな。ちなみにトウシューズを履くと、普段あまり意識しない小指の存在感が増す気がする。
最近はパフォーマーのほとんどがトウシューズを履いて登場するんだけど、今回はそれだけじゃないみたいだね。
ははは、驚きのあれですね。では少しダンスの話をしましょうか。
映像ロケに同行したんだけど、映像に登場する女の子たちの衣装が…なんというか…乞うご期待。
かわいいでしょ。ああ見えて、結構なストレスらしいよ、いつものように回れないって。楽々に見えるのにね。
時々バレエ団のみなさんに質問。バレエのレッスンを始めて、かれこれ5年?もっと?に、なりますが、みなさんはバレエについてどう感じているのでしょうか。改めて聞いたことがなかったので、この機会に是非教えてください。
そして朝比奈さん。以前にもアフタートークなどで「なぜ、いま、時々自動がバレエなのか」を話しておられましたが、今一度「時々自動とバレエ」についてお聞かせください。また、今回のダンスシーンについてもお話いただけたら嬉しいです。
先生!お答えします。バレエを始めたことでそれまでの自分とはっきり変わったところは、自分の体への意識です。なんとなくではなく、具体的な、筋肉の動かし方、脱力すること、伸ばすこと、などなど。それは、ホーミー(モンゴルの重音唱法)やコンダクション(朝比奈考案の即興ボイスゲーム)を始めたことで自分の声に意識を注ぐことが多くなったことと似ています。それまで声にコンプレックスを持っていたのが、少し自分の声を認めることができたことも似ています。まー、まだまだなんですが…
バレエを始めたとき、私ははっきりとバレエが嫌いでした。時々バレエ団から外れようかと、何度も考えたものです。ふぅ。でもその判断を早まらなくて良かった!と今は思います。バレエは面白いです。アプローチする体と気持ちの変化を感じます。頭で把握しようとする(結局できないんだけど)癖のある私は、よく先生から「カヨちゃんは何も考えないで!」と言われます。で、頭に集中していた意識を少しでも行為に対する意識に移せると…あら不思議!いつもより多く回れたりするんです。おもしろいですねー!
形の正解が決まってるのがバレエ。でそれができないと無残すぎる体がある。回れたらどんなに気持ちいいだろうって思う。回ると私の頭の中が軽いパニック状態になってる。
未だに発見です。すごく身体を意識するようになったでしょ、身体が変わりましたね。だけどコントロールまではいけない、努力不足です。私は長いことクージャミダンス(時々自動のオリジナルダンス)をしてきたんですが、その時にあった問題っていうか、乗り越えられなかった事、今なら少しはうまくいくのかなあとは思うのですよ。
バレエはとっても楽しいです。理想と現実のギャップも受け入れたうえでやはり楽しい。常に身体感覚に新たな発見があるからかしら。よくバレエは科学的に分析されて発達してきた・・・云々って聞いていたけど、不思議なくらい本当だと思う。この間50年くらい前の映画に貝谷バレエ団の人たちがでてきて踊っているシーンがあったんだけど、脚なんて全然高く上がってないんだけど、美しい踊りだったな。
クラシック・バレエは形のダンスでしょ。それがおもしろいと思ったのね。ダンスが踊り手の内面の表現というよりは、受け継がれる形を習得してその形で踊る、というところがいいと思った。時々自動は物語は踊らないけれど、カラダそのものとか、時間だとかを踊ったりする時に、とても有効だと思います。むかし、暗黒舞踏の土方巽さんと個人的にお話しする機会があったんだけど、その時土方さんはモダンダンスを批判して、バレエは形だから、個人の内面などというものよりもっと大きな世界を問題にできる。というようなことをおしゃってましたね。土方さん自身非凡なバレエ・ダンサーであったこともあり、ぼくはそのことばにいたく共感しました。そのことと時々自動がバレエをやるようになったこととは無関係じゃないですね。今回のダンスシーンではほとんどバレエ的な要素は無いと思います。でもトウシューズが履ける人には履いてもらいます。履けない人は別の履けるものを履いてもらいます。それから、まさこ先生にはピンヒールで踊ってもらうことになると思います。
ゲストダンサーのまさこ先生とみなちゃんは今回どんな感じですか?
わたし、ハイヒール履くんですね。トウシューズはもちろん、スニーカーやジャズシューズ、キャラクターシューズ、裸足、、、いろいろ踊ってきましたが、12cmピンヒールは初めてです。うわうわ、楽しみ。
前作『うたのエリア-3』ではインプロ色の強かった鈴木美奈子の「振付」ですが、今回はまた違ったアプローチでいきます。
みなちゃんの踊りを見るたびに、同じ人種というか、同じ生き物とは思えないと感じるよ。ま、それは身体条件がベースにあるんだけど、今回はさらに全員が個人の身体と向き合いつつ動物でもある感も出てくるわけで、いったいどうなっちゃうかな。
あえて野性の勘に頼るという。
人間と動物の違いってなんですかね?
理性があること、なんちて。経済の本を少しかじると「人間は能率を上げるために分業することを編み出して、その結果余った時間で文化的なことをするようになった」とあるね。
そういえば、最近ぞうに踏み潰された飼育員さんがいるけど、本能が出ちゃったって事かな?
飼いならされた諦めよりも、怒りがまさったということかな?
そうそう、私も動物でした。
私も動物です。
何故、今回動物に着目したのですか??
前にもいったように、動物をとりあげた作品は一度つくってるので、でもそのときは、動物が被害者で人間が加害者である、といった単純な考えがベースになってた。今回は人間も動物で、でその動物である人間の高い能力をもったものたちが、人間である動物の能力の低いものたちを圧殺してしまうかも、っていう、ちょっと複雑なものになってる。
動物たちは冬に土の下で眠り続けるのがいるけど、それってすごく怖いなって思うんです。朝比奈さんはずっと寝続けて、起きたら春になってる状況をどう思いますか?
ああ、よくねたあ!え、春なんだあ!ラッキー!
ええと、目の前に人がいないのに話題を考えるってむつかしいですね
バーチャル座談会なんで、ね、正直なコメントありがとうございます。そろそろ時間(というか分量)が迫って参りましたが、他に言っておきたいことなどありますか?
稽古場所が遠いです。たまには柏とか、葛飾区のあたりでやってみてはいかがでしょうか。
・・・。一年に一回くらいはやってみましょうか。
一同
・・・。
いま、作品制作のために街頭インタビューをしています。キーワードは、「お金」。答えてくれた見ず知らずの人、ありがとうございまーす!あ、会費払わなきゃ。
私に払ってね。自ら払ってね。借金取りの役目はご免コウムリマス!
朝比奈さんに質問。「動物たちの冬」って、どんな作品ですか?
うーむ、まえにいったことの言い直しになるけど、アタマのいい動物である人間が、アタマの悪い人間でもある動物たちを、そのアタマの良さを使って利己するパワーに、アタマの悪い人間でもある動物たちが、ワイワイガヤガヤ楽しい気分楽しい時間を過ごしながら負けていく。そんな作品です。
今回、動物たちの「冬」ってなってますけど、春夏秋冬シリーズ化を待望してよいのですか?
今の今まで考えてなかったけど、そうですね、動物たちの復活の春、盛りの夏、そしてまた衰退を予感させる秋、と四部作にするっていうのはおもしろいかも。今は冬のこと考えるんで精いっぱいだから、まだなんともいえないけどさ。
さ、名残惜しくはありますが、バー座第一回目、この辺でバッサリ終わりにしたいと思います。みなさんありがとうございました。果たして第二回はあるのでしょうか??乞うご期待。
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